犬のよくある病気

犬のよくある病気

異物を飲み込んでしまった

 わんちゃんたちは、思わぬものを飲み込んでしまうことがあります。飲み込んでしまったものの中には、中毒を起こすもの、腸につまってしまうものなど生命の危険に陥るものもあります。もし、なにか飲み込んでしまった時には、すぐにご相談ください。吐かせたり、内視鏡でとったりと対応できる場合があります。

アニコム損保の「STOP誤飲プロジェクト」も合わせてご覧ください。

https://www.anicom-sompo.co.jp/prevention/stopgoin/

鼻と口の病気と症状

フガフガ苦しそうにする

 「逆くしゃみ」とよばれる、普通のくしゃみと逆方向の症状があります。

特徴としては、「ズーズー」と、口を閉じて、とても苦しそうにします。原因となる疾患がなければ、多くの場合は自然に止まります。原因になるものはないか、対処法はないかをご相談ください。

鼻水・くしゃみが出る

鼻水・くしゃみが出る わんちゃんが鼻水を伴うくしゃみをする時は、何らかの病気のサインかもしれません。人間と同じような、軽い風邪だと判断せずに早めに受診してください。

考えられる病気……細菌性鼻気管炎・鼻腔内腫瘍・マイコプラズマ感染症・真菌症・歯槽膿漏 など

口がくさい

口がくさい

 歯周病が考えられます。ある調査では、3歳以上の約80%に歯周病が見つかっています。

目の病気と症状

目をショボつかせる

 目の表面(角膜)に傷がついているかもしれません。様子を見ていると、角膜に穴が開いてしまうかもしれません。

 シーズーやパグなど目がクリッとしている子は要注意です。

目ヤニや涙が目立つ

目ヤニや涙が目立つ 朝起きた時に目頭についている黒っぽい目ヤニは、ほとんど心配ありません。しかし、黄色、白、緑色の目ヤニは、炎症を起こしている可能性があります。

考えられる病気……結膜炎・角膜炎・マイボーム腺炎 など

 他にも、白内障、緑内障、ブドウ膜炎など様々な目の病気がありますので、気になる症状がある場合は受診してください。

皮膚の病気と症状

皮膚をかく

皮膚をかく 健康な状態でも身体をかくことはありますので、心配はいらないケースも多いです。ただ、やたらと脱毛していたり、湿疹があったり、カサブタがある場合には何らかの皮膚病が考えられます。

考えられる病気……ノミダニ(寄生虫)・アレルギー など

耳の病気と症状

耳をかく、耳が赤い、耳からにおいがする

 外耳炎の可能性があります。早めに治療を開始すると治療期間を短くできることがあります。わんちゃんたちは外耳炎をおこしやすい耳のつくりをしています。異常に気付いた時には、お早めに受診してください。

外耳炎について

犬の外耳炎

突然、バタバタしてもどしはじめる

 高齢犬に多い病気ですが、耳の奥、前庭と呼ばれる部分の病気があるかもしれません。

整形外科系の病気と症状

歩き方がおかしい

 歩き始めが妙にぎこちなかったり、頻繁に足をストレッチをする場合は、関節などに異常をきたしているケースもあります。一度当院にご相談下さい。

考えられる病気……関節疾患・椎間板ヘルニア・膝蓋骨脱臼 など

泌尿器系の病気と症状

おしっこの異常(色や量)

 わんちゃんの正常なおしっこの色は薄黄色で透明です。濃い黄色やオレンジ、赤などのおしっこが出た場合、または色の薄いおしっこがたくさん出る場合には、重大な病気を発症している可能性があります。できるだけ早めにご来院ください。

考えられる病気……腎不全・糖尿病・甲状腺機能障害・子宮蓄膿症・甲状腺機能障害・副腎皮質機能障害・尿石症・膀胱炎・前立腺肥大・黄疸・溶血性貧血・腎出血・フィラリア症 など

 おしっこの異常を感じた時には、尿検査を行いますので、液体の状態で尿をお持ちいただけると検査をスムーズに行うことができます。難しい時には、ご相談ください。

消化器系の病気と症状

下痢

 ドロドロのうんちであったり、うんちの最後の方が最初の方よりもやわらかい場合は受診することをオススメします。また、色が黒かったり、緑色であった場合も診察が必要です。ご来院の際は、その日のうんちを少量持参して下さい。

考えられる病気……フードが合わない(消化不良)・各種消化器疾患・タンパク漏出性腸症・犬パルボウィルス感染症・胆嚢疾患・寄生虫 など

便秘

 わんちゃんは通常、一日に1~2回排便をします。しかし、踏ん張っても出ない、または排便しなくなってしまうこともあります。2日目になっても状態が変わらない場合、まずはご相談下さい。

考えられる病気……会陰ヘルニア・前立腺肥大・椎間板ヘルニア・腸骨窩リンパ腫・肛門腺腫 など

嘔吐

 健康な状態でも嘔吐することがあるため、食欲が変わらない場合はしばらく様子を見ても問題ありません。嘔吐が止まらなくなった場合は受診することをオススメします。また、朝方に吐くことが多い時は、空腹が原因となっている可能性もあるので、まずはご相談ください。

考えられる病気……肝不全・腎不全・食中毒・胆嚢疾患・腸閉塞やその他の胃腸疾患 など

嘔吐について

犬の便秘・下痢・嘔吐・食欲不振

呼吸器系の病気と症状

せきをする

 わんちゃんが頻繁にせきをする時は、感染症や心臓病などの重大な病気に掛かっている可能性があるため、お早めにご来院ください。

考えられる病気……ケンネルコフ・肺炎・心臓病・気管支炎・気管虚脱 など

tel.024-973-7762tel.WEB診療予約
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